GVA TECH株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役:山本 俊、以下GVA TECH)は、生成AI・大規模言語モデルの研究開発チームによって研究を重ねてきました。第一弾として、法務データ基盤システム「GVA manage(ジーヴァ マネージ)」に法律相談QAデータベースの自動作成機能を2023年中に提供開始することをお知らせいたします。
法律相談QAデータベース開発の背景
企業の法務部門には、さまざまな部署から法律相談の依頼がきますが、類似の相談も大量に存在して別の法務担当が類似の相談をゼロから調査して回答していることが多々あります。このような類似の法律相談への調査工数については人手不足で多忙な法務部門にとっては大きな課題になっています。
このような課題を解決するために、GVA manage上に蓄積された法務部門と事業部門との法律相談のやりとりについて、「ChatGPT」を活用した法律相談QAデータベースの自動作成機能を提供します。「ChatGPT」を活用することで法律相談のQAデータベースを自動で作成ができ、類似の法律相談についての調査工数を大幅に削減します。
なお、本サービスはAzure OpenAI Serviceを利用するため、GVA manageに蓄積された法律相談の内容は、ChatGPTの学習に使用されることはありません。
法律相談QAデータベースでできること
GVA manageで蓄積された法律相談のやりとりについて、「ChatGPT」が自動で「質問」と「回答」に要約して法律相談QAデータベースに格納されます。この「質問」と「回答」は法務部門で編集することも可能です。
これらの法律相談のQAデータベースの「質問」と「回答」については、GVA manage上のAI法務チャットボットで自然言語で質問をすると、自動で類似の「質問」と「回答」を呼び出すことが可能です。
上記のように「ChatGPT」を活用し、法律相談QAデータベースを自動作成することにより、法務部門のナレッジマネジメントを行うことに加えて、GVA manage内でチャット形式で法律相談の回答を呼び出して圧倒的な業務効率化を実現します。
GVA TECHでは、ユーザーさまからのお声を参考にしてプロダクト開発を進め、より早く、より正確な法務業務の実現を望まれる企業法務担当者の皆さまを支援して参ります。